はじめてのMySQL on RHEL
初めてMySQLをRHEL5.4にインストールしてみました。とりあえず入れて、動かして、テーブルつくって、リモートで繋げるようになるまでの覚え書きです。
- ダウンロード
ここから、最新の5.5.12をダウンロードします。Platformには「Red Hat & Oracle Enterprise Linux」を選択し、MySQL-5.5.12-1.rhel5.i386.tar をゲット。
- インストール
MySQLはLinuxにインストールする際、RPMパッケージ使用が推奨らしい。
http://dev.mysql.com/doc/refman/5.5/en/linux-installation-rpm.html
以下の要領で、サーバーおよびクライアントモジュールをインストールします(要root権限)。
# rpm -ivh MySQL-server-5.5.12-1.rhel5.i386.rpm
# rpm -ivh MySQL-client-5.5.12-1.rhel5.i386.rpm
以上でインストール完了。早い!
- 起動
インストール直後はMySQLが起動していませんので、まずはSTARTします。こちらも、インストールを実行したroot権限で実行する必要があります。
- rootパスワード設定
インストール直後は、rootユーザ*1のパスワードが未設定の状態なので、何はさておきパスワードを設定する必要があります。
$ mysqladmin -u root password '新パスワード'
もしくは以下のスクリプトを流して質問に答えながら設定することもできます。
$ mysql_secure_installation
これで、MySQLへログイン可能になりました。以降はroot権限は不要です。
$ mysql -uroot -p新パスワード
Welcome to the MySQL monitor. Commands end with ; or \g.
Your MySQL connection id is 15
Server version: 5.5.12 MySQL Community Server (GPL)Copyright (c) 2000, 2010, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.
Oracle is a registered trademark of Oracle Corporation and/or its
affiliates. Other names may be trademarks of their respective
owners.Type 'help;' or '\h' for help. Type '\c' to clear the current input statement.
プロンプトが登場しました。
- データベース作成
MySQLでいう「データベース」とは、テーブルの集合をあらわす論理的な単位のことです。OracleでいうところのDBスキーマが近いでしょうか。
以下のコマンドで作成します。
mysql> create database test_db;
作成されたデータベースは、show databases で確認できます。
- 一般ユーザ作成
一般のmysqlユーザを作成します。CREATE USER.. をしなくても、いきなりGRANT文でユーザーが作れるようです。
GRANTは以下のような形式となります。
GRANT <権限> ON <データベース>.<テーブル> TO <ユーザ>@'<ホスト>' IDENTIFIED BY '<パスワード>';
mysql> grant select,insert,delete,update,create,drop on test_db.* to test_user@'%' identified by 'test_password';
このとき、<ホスト>部分は省略可能ですが、その場合 test_user@localhost として認識され、ローカルでの接続しか許可されなくなってしまいます。なので、リモートホストからの接続を想定している場合は、ワイルドカードを指定します。
作成したユーザでログインします。
$ mysql -utest_user -ptest_password
- テーブル作成
テーブル作成前に、どのデータベースにテーブルをつくるのかを選択する必要があります。
mysql> use test_db;
Database changed
ここでCREATE TABLEを発行すれば、test_db内にテーブルが作成されることになります。以降は一般的なSQLなので、割愛します。
- リモートからの接続
MySQLのクライアントモジュールがインストールされたリモートマシンから、以下のようにログインできることを確認します。
$ mysql -utest_user -h<ホスト> -ptest_password
以上。
パスワードなしの公開鍵認証でssh接続
expectで対話型シェルでは、bashの中でexpectスクリプトを読み込ませていますが、このサンプルには以下のような弱点があります。
これらをクリアするために、ssh-agentで公開鍵を生成して、パスワードなしでsshが使えるようにしておきます。
1. 鍵の生成
以下のコマンドで鍵を生成します。
ssh-keygen -t rsa
-tは、暗号方式を指定しています。
Enter file in which to save the key (/home/username/.ssh/id_rsa):
デフォルトでは、ホームディレクトリの.ssh以下に生成されます。何も入力せずエンターを押せばデフォルトを受け入れます。
次に、パスフレーズを訊かれるので、
Enter passphrase (empty for no passphrase):
Enter same passphrase again:
何も入力せずエンターを押すと、パスワードなしで接続可能な設定になります。
.ssh以下に、鍵が生成されます。
Your identification has been saved in /home/username/.ssh/id_rsa.
Your public key has been saved in /home/username/.ssh/id_rsa.pub.
The key fingerprint is:
xx:xx:xx:xx:xx:xx:xxxx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx username@hostname
シェルスクリプトで配列へのpush/pop
配列listに値varをpush
n=${#list[@]} list[$n]=$var
配列のサイズを添字として、新たな要素を追加しているだけ。シェルスクリプトの配列のインデックスは0からです。
問題は、popです。
配列listから値varをpop
n=`expr "${#list[@]}" - 1` var=${list[$n]} unset list[$n] list=${list[@]}
"unset"は、配列の指定した要素を削除します。しかし、同時にインデックスは削除されず、空要素として残ってしまいます。
そのため、最後に別の配列に入れ直して、リセットする必要があります。
ATNDで, 気になるイベントをメールで通知させる
今年は社外の勉強会に定期的に行く、と上司と1年前に約束したことをふと思い出し、最近になって勉強会に出向くようになりました。イベント探しによく利用するのはご存知ATNDです。
しかし、たまに思い出したときに気になるキーワードで検索をかけてみると、いい感じのイベントがすでに定員オーバーになっている、ということも少なくありません。
そこで、あらかじめ登録したキーワードにマッチするイベントを、メールで通知してくれるアプリを書いてみました。
ATNDのJava APIはここから落とせました。 => http://atnd4j.sourceforge.jp/
commonsのSimpleEmailを使って、Gmailのsmtpサーバーから送ってます。
汚いけど許してね...
package jp.boc.com; import java.io.IOException; import java.util.ArrayList; import java.util.List; import org.apache.commons.mail.EmailException; import org.apache.commons.mail.SimpleEmail; import org.hkzo.atnd4j.Atnd; import org.hkzo.atnd4j.Event; import org.hkzo.atnd4j.EventsResult; public class EventNotifier { public static void main( String args[] ){ EventNotifier ntfr = new EventNotifier(); List<String> list = new ArrayList<String>(); list.add( "kvs" ); list.add( "nosql" ); list.add( "デザインパターン" ); String query = ntfr.createQuery( list ); ntfr.sendMail( query ); } private String createQuery( List<String> keywords ){ StringBuffer sb = new StringBuffer(); sb.append("keyword_or="); for ( String s : keywords ) { sb.append(s + "," ); } return sb.toString(); } private void sendMail ( String query ) { org.apache.commons.mail.SimpleEmail se = new SimpleEmail(); try { se.setCharset( "utf-8" ); se.setHostName( "smtp.gmail.com" ); se.setSmtpPort( 587 ); se.setTLS( true ); se.setAuthentication( "username", "password" ); se.addTo( "送り先アドレス" ); se.setFrom( "gmailアドレス" ); se.setSubject( "気になるATNDイベント" ); StringBuilder msgBldr = new StringBuilder(); for( Event event : getEvent( query ) ) { msgBldr.append( "★ " + event.getTitle() + " " + event.getStartedAt() + " @ " + event.getAddress() + "\n" + " " + event.getCatch() + "\n\n"); } se.setMsg(msgBldr.toString()); se.send(); } catch ( EmailException eme ) { eme.printStackTrace(); } } private List<Event> getEvent( String query ) { Atnd atnd = new Atnd(); EventsResult res = null; try { res = atnd.getEvents( query ); } catch ( IOException ioe ) { ioe.printStackTrace(); } List<Event> list = res.getEvents(); return list; } }
とこんな感じのものを、クーロンから3日に1回くらい叩きたいわけです。
問題は置いておくサーバがないということと、たった今、"ATND Notifier"という素晴らしいChrome Extensionを見つけてしまったため、このアプリの存在価値がなくなってしまったことでしょうか。。
Pythonで設定ファイルから値の読み込み (ConfigParser)
この記事はちょっと古いので書き直しました。
lake-michigan.hatenablog.com
Excel2007で簡単ヒストグラム
Excelでびっくりするほど簡単にヒストグラムが作成できます。とても便利なのに、知らんかった・・・のでメモ。
- 準備(アドインのインストール)
- Officeボタン > Excelのオプション > アドイン > 設定 > 分析ツール にチェックし、インストール
- データタブに、「分析」カテゴリが登場する
- 実行
- 「分析」カテゴリの「データ分析」をクリック
- 「ヒストグラム」をクリック
- 「入力範囲」に対象データ範囲を指定
- 「データ区間」(グラフの横軸にあたる)も指定可能だが、空欄だと入力範囲に合わせて等間隔で区間が刻まれる
- グラフ作成 にチェックして、OKをクリックすると、別シートにグラフが生成されます
ありがとう、Excelさん。
expectで対話型シェル
sshやscpなど、対話型のインプットが必要なコマンドを、スクリプト化して運用に使いづらいので、expectパッケージを利用すると便利です。
OSにあらかじめexpectのパッケージが入っていない場合、下記コマンドでインストール。
yum install expect
下記は、リモートホストにログインして ls を叩くシェルのサンプルです。
#!/bin/bash hostname=192.168.10.12 username=hoge password=hogehoge expect -c " spawn ssh -l oracle $hostname expect \"$username@$hostname's password:\" { send \"$password\n\" } \"Are you sure you want to continue connecting (yes/no)?\" { send \"yes\n\" expect \"$username@$hostname's password:\" send \"$password\n\" } expect \"\[$username@$hostname ~\]$\" send \"ls\n\" interact "
ポイントはこれだけ
- spawn 最初に投げるコマンド(別プロセスを生成)
- expect 予想される表示内容(パターンマッチが使える)
- send 表示内容に対して送りたいコマンド(改行文字を忘れずに。)
- expect "A" { send "B" } "A'" { send "B'" } と場合分けが可能
このサンプルでは、はじめてssh接続するホストの場合、~/.ssh/known_hosts に公開鍵登録の可否を聞かれるので、その表示が出るときと出ないときを場合分けしてます。